こんにちは☀️
当院では最近、“ドライテクニック”を始めました。ドライテクニックと言う言葉を初めて聞く方も多いと思います。ドライテクニックとは、新生児の保清方法です。
昔から多くの病院や産院では、生後間もなく沐浴を行い、分娩時の出血や胎便などをきれいに洗い流し、新生児の肌の清潔を保つようにしてきました。
生まれてすぐの赤ちゃんは、白いクリームのような“胎脂”に被われています。胎脂は、お母さんのお腹の中にいる時から赤ちゃんの肌を守っている脂(あぶら)です。
沐浴をしてしまうと、汚れと共に胎脂も一緒に洗い流してしまいます。胎脂には、保湿の役割があり、近年では、生後直ぐに沐浴をせず、汚れだけを拭き取る保清方法(ドライテクニック)を行う病院や産院が増えました。
沐浴しなくて不潔にならないか?と疑問を持つ方もいると思いますが、汚れは拭き取りますし、胎脂には抗菌作用もあります。また、胎脂は赤ちゃんの体温を保持する働きがあります。沐浴をしないことで水に濡れることが少なく、体力の消耗が無くなり、体重減少を少なくしたり、お臍が早く乾き、感染を防ぎます。
色々な利点から、当院もドライテクニックを始めました。場合によっては、ドライテクニックに適さない赤ちゃんもいますので、沐浴を始める時期や沐浴指導の事など、何か気になること等ありましたら、スタッフにお声かけ下さい。
インフルエンザや様々な感染症に気を付けなければいけない時期です。マスクや消毒も大事ですが、体調管理も大切です。バランスの良い食事と、休息を心掛けてお過ごし下さい。
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